ISO定期審査 ~2019年~

投稿日:2019年8月5日(月)

7/22,23に冨田工場でISOの監査が行われました。当社では普段から内部監査を通じて部門内の改善を行っています。今回はそんな内部監査の様子と年に1度行われる外部監査員によるISOの定期審査の様子をお伝えします。

~ 社内でのISOの取り組みを紹介します ~

現在のISO規定は、昔と違い書類の有無に重点を置く審査から、システムの運用に重点を置く審査に変わってきました。アライでは、指針書のシステムが定着しており、ISOの考えとよく似ているので審査の時は指針書を見てもらい説明する事で、審査員に分かってもらう様にしています。 ISO9001(品質)と、ISO14001(環境)は、目指すものが違う様に思いますが、例えば不良を削減する活動をすると目標を立て、PDCAを回し不良が削減された場合、当然品質の向上が出来た事になりますが、不良が削減された事により、作り直す場合に消費される材料が不要になり、機械を動かす電気を消費しなくても済み、環境にも優しい事に繋がります。このように、品質と環境は、繋がっている物もあるのです。皆さんの日々の作業が、品質・環境の改善になっています。

総務部 リーダー M・T

冨田工場勉強会

羽島工場勉強会

~ 今回行われた定期審査の様子を紹介します ~

内部監査委員 O・Y

一昔前は、”これはISOに関連する書類だから残しておかないといけない“といった思いで、もう形骸化しているような書類を後生大事に運用していた事もありました。今はISOの為の書類というのは極力作りません、なるべく指針書で書かれている事がそのままQMS・EMSに繋がっていくようになっています。 一例を挙げますと、アライでは環境目標として今期の「1kw辺りの生産高を前年対比で1%上昇させる」という目標があります。 生産高が目標?と思われる方もいるでしょう、ですが、これが皆さんが意識しなくても環境への取り組みになる工夫です。仕事が増えたら電力が増えるでは、評価が出来ません、仕事が増えても電力を抑える、その為にはどうすれば良いか? → 生産性を上げる事です。皆さんの生産性を評価する為には日報が必須です、毎日書いている日報が実は環境負荷を評価する為にも使われているという事で、日報の重要性が改めて理解してもらえたでしょうか? 今回の定期検査では指針書のPDCAをここまでまわす会社はなかなかないと、お褒め頂きました。