ISO定期審査

投稿日:2021年9月6日(月)

7月14日(水)から16日(金)の3日間、冨田工場にて、ISOの外部審査が行われました。 ISOとは国際標準機構の略称です。国際的に認められた規格条件をクリアできているか、毎年外部の審査機関により、厳しくチェックしてもらっています。冨田工場ではISO9001(品質)とISO14001(環境)を取得しています。 厳しい外部審査を行って頂く事で、国際基準に則ったアライ製品を自信をもってお客様に納める事が出来ます。

通常の定期審査(維持審査)では、部分的にマネジメントシステムをチェックしますが、今回の審査は、環境が再認証審査という事で3年間の運用実績を審査され、再認証に値するかの審査でした。 審査では、各部署の環境に対する課題を質問されました。生産技術では、不良が出ることで材料の無駄が発生し、再製作することで機械が動くことによる電力の無駄が発生する。これは資源の枯渇に繋がる問題です。加工では、機械の効率的運転をする事で、電力の削減に繋がります。組立では、労働安全衛生法にも繋がる、有機溶剤や今年特定化学物質に加えられた溶接ヒュームなどが関係している職場となります。ルールに則った適切な環境での作業が必要になります。 1日目の社員へのインタビューでは加工課の西谷サブリーダーが対応し、自部署の仕事の流れ、検査の方法、指針の目標についてなどの質問に答えました。西谷サブリーダーは今年ISO勉強会に参加していて、内部監査を勉強しているので、返答を聞いていても安心して聞いていられました。 2日目の社員インタビューは組立課の成田社員。私としては、ちょっとドキドキしながら聞いていましたが、成田社員も審査員からの質問に対し、自分はこうしていますとしっかり返答しました。日頃からしっかりとISOが実施されている証拠ですね。

工場長は、1日目・2日目はフル参加し審査の対応をして頂きました。工場長の質問に対する説明は説得力もあり、審査員の先生も分かりやすく納得して頂けたと思います。そのせいか、今回の再認証審査(環境)では、※A指摘・B指摘共に0件、C指摘1件と言う結果となり、EMSの認証範囲は妥当であり、継続的に運用されている事を確認したと言って頂けました。そして、再認証を認証判定会議に推薦していだけることになりました。(※A指摘:重大な不適合、B:軽微な不適合、C:改善事項) また、品質は定期審査と言う事で、仕事の流れをしっかり質問されてみえた印象が有ります。仕事の流れが決められたルールを逸脱していないか、チェックされたのだと思います。各部署リーダー、工場長がその説明をして、これといった指摘も無く審査は終わり、品質についてはA指摘・B指摘・C指摘共に0件でした。 毎年、審査の時期になると1年間を振り返り書類の漏れはないか見直しますが、決められたことを決められたようにやることは、当たり前の事ですがそれが一番難しいと思います。皆さんも、自分の身に置き換え、やらなければならない事をしっかり出来る様にして行って下さい。

*******************指摘事項*********************

有機溶剤置場において、有規則24条、25条で規定されている掲示及び区分表示の看板が古くなっており、見えにくくなっているとの指摘があり新しく看板を購入し掲示しました。